[一言]:あのRFレンズと双子!?、共に常備できるコスパ良いマストバイレンズ
- RF50mm F1.8 STMと外観ソックリ
- 歪曲収差補正と周辺光量補正で今どきの高性能レンズに変身
- F2.8, 最短13cmでボケ味のある構図もOK
- 逆光にもそこそこ強くシーンを選ばず気楽に使える
小型軽量の超広角単焦点レンズ:Canon RF16mm F2.8 STMレビュー
今回レビューするCanon RF16mm F2.8 STM [Canon / Kitamura]は10月末に発売された小型軽量の超広角単焦点レンズである.このレンズは、外観、大きさ・重さがRF50mm F1.8 STMとソックリの双子レンズだ.EOS R5に装着してみると、「レンズ光学補正」メニューの”歪曲収差補正”項目がグレーアウトされている.このことから、このレンズが歪曲補正を前提としている設計されていることがわかる.例によって、フードは同梱されておらず別売りとなっている.(デジタルレンズオプティマイザがOFFになっているのは個人の趣味)(フードは発注済みだが間に合わなかったようだ)



RF16mm F2.8 STM vs RF50mm F1.8 STM
RF16mm F2.8 STMとRF50mm F1.8 STM [Canon, Amazon]は外観がそっくりな双子レンズだ.公式スペック上は50mmが0.3mm長く、16mmが5g重いが、実測では3g程度しか差がない.2本を並べてみれば一目瞭然、ソックリだ.レンズを見れば、前玉は50mmの方が大きく、後玉は16mmが大きい.構成図を見てみると、50mm/1.8がEFの設計を踏襲したようなダブルガウス風であるのに対し、16mmはミラーレスのショートバックフォーカスを活かし、最後列に最大口径レンズが配置された設計となっている.外観は双子だが、中身はもちろん設計思想を含めて全くの別物だ.





余談だが、CanonのEF-Mレンズは、標準ズームから大口径単焦点、望遠ズームも含め、すべてのレンズの外径が60.9mmに統一されている.外観を統一する設計方針があるのかもしれない.
周辺光量の低下
常に歪曲収差補正が行われているレンズで「周辺光量補正」を切って撮影する事に意味があるかはさておき、周辺光量補正」OFFでテスト撮影をしてみる.




個人的には周辺光量の低下は表現として嫌いではない.開放だとかなり低下が目立つが、F5.6以降は目立たなくなる.もちろん「周辺光量補正:ON」にすれば光量低下はキレイに補正される.


逆光性能
超広角レンズは、直射が入る構図も多くなるので逆光性能が気になるところ.この16mmはコストを抑えて開発されており特殊なコーティングなどは使われていないため、トータル性能は単焦点レンズとしては標準的なレベル.フレアはそれなりに出そうだが悪い感じではない.絞り込んでいくと絞り形状に応じたゴーストが出る.私ならこのレンズをF5.6 – F8.0あたりで使いたい.このあたりで個人的にスッキリとした好みの画が得られそうだ.




被写界深度とボケ、最短撮影距離
最短撮影距離は13cm.これはこのレンズの前に、もう一本同じレンズを付けたくらいの距離感でかなり寄れる印象だ.サンプルは親指大の小石を置いて撮影したもの.16mm, F22だと計算上被写体は30cm位の位置にないとパンフォーカスにはならない.なので、最短撮影距離に近いところで撮影すると基本的にボケ構図となる.超広角にもかかわらず、F2.8だとボケボケ.いろいろ美味しそうなF8あたりを中心に使うならば、近接被写体は50cmくらいに置くと背景のコントロールができそうだ.



保護フィルター
私は基本的に保護フィルターを使う派.もちろん撮影時(特に三脚使用時)に外すこともあるが、基本的にはフィルターとフードは必ず付けておく.レンズの形状が50mm/1.8とほぼ同じで43mmのフィルター径ということで、当初はフィルターによるケラれを気にしていた.結果的には通常の薄型フィルターが問題なくつかえた.ちにみに私が使ったのは「HAKUBA XC-PRO エクストリームレンズガード」[Amazon]の43mm.枠サイズは公称厚み3.4mmでケラれが出ないことを確認した.

コスパの良いマストバイレンズ
RF16mm F2.8 STM [Canon / Kitamura]は実売3万円代後半のRFレンズの中ではRF50mm F1.8に次ぐ低価格レンズ.歪曲収差補正を前提とした設計で周辺光量補正をすれば、シーンを選ばず気楽に使える超広角レンズだ.F2.8の明るさを生かすもヨシ、最短13cmを生かした構図も良し.入手が困難になりそうだが、50mm F1.8と合わせて、EOS Rシリーズを使っているなら持っていても決して損はしないマストバイレンズだ.




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