Canon コスパ重視RFレンズの”レンズフード手に入らない”問題、3rd Party製互換レンズフードは使えるのか?

[結論]:互換レンズフードは十分実用になる

[一言]:できればレンズフードは同梱して欲しい、それが無理でも在庫は確保しておいて欲しい(2回目)

  • RFレンズ23本中9本がレンズフード非同梱 (2021.12末時点)
  • 半導体不足とは無関係なはずのレンズフードも純正は入手困難
  • 少し探せば3rd party製の互換フードはたくさん見つかる
  • 形状、強度、内面処理など使用上の問題はほとんど感じられない

RFレンズのレンズフードについて

2021年12月のRFレンズカタログによると、レンズフード別売りのRFレンズは、2020年末から2本増えて9本となっている.増えた2本は、RF16mm F2.8 STM [Canon / kitamura / mapcamera]とRF100-400mm F5.6-8 IS USM [Canon / kitamura / mapcamera].どちらもコストパフォーマンスが高い人気で現在入手困難なレンズだ(Amazonの取り扱いなし).以前にも書いたが、レンズフード別売のレンズは全て、レンズケースも別売で、さらに防塵防滴構造でないレンズとなっている.おそらく、そのことを含めてコストパフォーマンス重視のレンズの特徴と位置づけられているのだろう.ケースはともかくとして、50/1.8や24-105/4-7.1のような明らかにコスト最優先のレンズ以外はユーザーのためにフードは同梱するべきだと思う.別売にすることで、ユーザーのコストは下がらない上に手間ばかりが増える.

そして、”手間”で問題なのは、フードもやはり手に入らない.RF50mm F1.8 STMの時には、レンズは発売日に手に入れたがフードは2ヶ月待つことになった.その間は、フィルタースクリューにねじ込むタイプのフードを付けていたが、アレはAF周りに負担をかけるので可能な限り使いたくない.そこで、どうせ代替品を使うならば、レンズ筐体側に取り付ける純正互換のフードを使う方が良い.

互換レンズフード: JJC EW-65C

先日、入手したRF16mm F2.8 STM [Canon / kitamura ]のフードは例によって入手困難だったが、ビックリすることにレンズ発売当初から互換フードが売られていた.RF16mm用の純正フードは入手困難なので、写真では、所有している焦点距離以外はほぼ同等と思われるRF50mm用の純正フードと比較している.

Canon RF16mm F2.8 STMCanonkitamura
純正フードEW-65CCanonkitamura
互換フードJJC EW-65CAmazon

RF50mm F1.8 STMと、RF16mm F2.8 STMは外観がほぼ同じで、フード取り付け部の形状も同一だ.これら二つのレンズフードはどちらのレンズにも取り付けることができる.このあたりが、RF16mm用互換レンズフードの共有が早かった事情なのかもしれない.

互換品と純正品の比較

JJC EW-65Cは、純正フードEW-65Cの互換フードだ.ちなみに形状を比べてみると、どちらも花形フードであるが、純正EW-65CよりJJC EW-65Cの方が、かなり切れ込みが深い.したがって、遮光性能は純正の方が優れていると考えられる.しかし、それ以外ではガタつきもなく、逆かぶせ時にも問題が無い.あくまでES-65Bとの比較だが、内面処理は若干異なるものの、反射光の処理性能としては同等だと思われる.しかしこれに関しては、RF50mm用純正品のES-65Bも含め、あまり高性能ではない.EFレンズに付属していた純正フードは、Lレンズなら間違いなく植毛されていたし、そうでなくとも反射防止用の溝加工がなされていた.

3rd Party製互換レンズフード

その他のレンズフードも見てみよう.RFレンズは、そのショートバックフォーカス設計のアドバンテージを、EFレンズを更にブラッシュアップするために使った高性能レンズシリーズと、EFレンズのラインナップにはなかった独特の特徴があるレンズシリーズに大きく分けられる.レンズフード非同梱のレンズの多くは、このEFレンズにはなかった特徴があるシリーズに属していることが多い.

Canon RF 800mm F11 IS STMCanonAmazon
純正フードET-101CanonKitamura
互換フードJJC ET-101Amazon

RF 800mm F11 IS STMは、まさに従来では考えられなかったスペックのレンズで、私も楽しみながら使っている.JJC ET-101は、型番の通りRF800mm F11用の互換フードだ.取り付けや使用感には問題が無いが、唯一、この互換フードは逆付けしたときに問題がある.というか、きちんと逆付けできない.このストッパ付きのフード取り付け部は、以外と細かいミゾが組み合わさっており、この互換フードはミゾの加工精度が少々悪いようだ.ただし、このJJC ET-101は、一応、反射防止用の塗装がなされていおり、先のJJC EW-65Cなどより内面反射はおさえられている.もっとも純正のET-101は溝加工が付加されているので有意差があるかもしれない.

Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USMCanonAmazon
純正フードEW-78FCanonAmazon
互換フードJJC EW-78FAmazon

RF24-240mm F4-6.3 IS USMはスペックこそ従来からある高倍率便利ズームレンズだが、その性能は従来とは大きく異なる1本だと感じている.明るさや背景のボケ味などは望めないが、望遠域まで撮影出来る標準ズームレンズとして、記録目的には十分な性能を持っている(私は24-105/F4Lの持ち出しが極端に少なくなった).JJC EW-78Fは、やはりJJCの互換フードだが、逆付け時に若干の取り付けにくさを感じるほかは、使用上全く問題ない.内面処理は純正品の製品写真を見る限り、大きな差は無いと思われる.

互換レンズフードは十分実用になる

2021年末時点で、RFレンズのうち9本(全23本)がレンズフードが別売りとなっている.これらはコストパフォーマンスが高いレンズで、それなりに人気も出ると思われる.私は常にレンズフードを使う派なので、レンズ入手と同時にレンズフードも欲しいのだが別売りのレンズフードの入手状況が常に悪い.一方で、少し探せば3rd party製の互換フードはたくさん見つかる.初めは入手性が悪い純正フードを入手するまでのつなぎとして使っていたが、実は互換性フードでもほとんど困らないことに気づいた.取り付け上の若干の不具合や、内面反射処理の違いが多少ありそうだが、形状、強度、保護性能など使用上の問題はほとんど感じられない.入手性の良さはもちろんのこと、当然、価格も半額程度かそれ以下である.もちろん私が使っているフード以外にも、ほとんどのレンズに対応する互換フードが販売されている.

世の中で、レンズフードを使うことがどの程度スタンダートになっているかは分からないが、多くのレンズに専用フードを同梱していることを考えれば、撮影に必要なアクセサリだと考えられているのだろう.ならば、Canonにおかれては、できればすべてのレンズにレンズフードは同梱して欲しい、非同梱にすることによるユーザーメリットは全くない.もし、それが無理でも在庫は確保しておいて欲しいと考える.Canonは、レンズを紹介しているページのアクセサリー、レンズフードに関して、次のように書いている.

~ 画角外からの不要な光を遮り、画質劣化の原因となるフレアやゴーストを防ぐレンズフード。それぞれのレンズに合わせた最適な形状で、快適な撮影環境をつくりだします。 ~

https://cweb.canon.jp/eos/rf/lineup/rf16-f28/accessory.html

* 記事内のリンクからアフィリエイト報酬を得ることがあります



関連投稿

広告

コメントを残す