信越トレイル スルーハイク:DAY 01 [アプローチ- 赤池テントサイト]

飯山駅 – チロル前登山口 – 斑尾山 – 万坂峠 – 袴岳 – 赤池テントサイト

  • 2022年夏、信越トレイルをスルーハイクした:1日目
  • 斑尾山から赤池テントサイトまでの8.5km + 斑尾山頂までの3.5km
  • トレイルヘッドまでは斑尾スキー場のゲレンデを登る
  • 袴岳周辺からは、いよいよトレイルっぽくなってくる
  • 赤池テントサイトは、非常に良く整備されている
  • 歩行距離: 13.7km / 総上昇量: 841m / 総下降量: 871m
  • 信越トレイル スルーハイク:ZERO [概要・計画]

現地入り・前泊

スタート前日に、首都圏から新幹線で飯山駅に移動、駅前の宿「御宿飯山館」に前泊した.季節外れの平日で、客は私一人だった.手頃な値段だったがとても豪勢な夕食を頂いた.また、個人的な応援、という事でプチトマトを500gほど頂いた.夕方には、全ての装備と前半5日間の食料を確認する.飯山駅前には、中規模スーパーの「ツルヤ」がある.また、宿の近くにもセブンイレブンがあるので、ある程度の買い出しは可能.

公式HPには、宿泊情報として「信越トレイルクラブ加盟宿泊施設」のマップおよびリストがある.特にこだわる必要は無いと考えるが、私は選ぶ手間を省くために宿泊場所は全てリスト内から選択し、事前予約を行った.

早朝に斑尾入りをするために、寝る前にタクシーの予約をしておく.長野交通は24時間営業をしているため、朝6時の配車も問題なく受け付けてくれた(後日確認したところでは、24時間営業は”稼働車を最低1台を確保しておく”ということなので、お願いできない時もあるようだ).斑尾高原行きのバスもあるが、始発がかなり遅い時間だったと記憶している.


トレイルヘッドまで

お世話になった御宿飯山館を6時にタクシーが迎えにくる.天気は良くなってきそうだが少し雲も見える.予報によると、時間がたつにつれて青空が広がってくるので暑くなる模様.”前半のハイライトはいきなり初日に来る”のだと、この宿のご主人が夕食の時に教えてくれた.全行程の中でも、斑尾山への上りがかなりきついとの事.今日は初日で荷物はフル、昨晩、若干追加があったので20キロを超えている.体調は良い、明け方、夜明けとともに目も覚めて朝食はパン.前日夜に会計と挨拶をすませているので、そっと出て行く.

今日の予定は、信越トレイル西側起点の斑尾山から赤池テントサイトまでの8.5km.公式マップの[Section-1]部分だが、トレイルヘッドの斑尾山頂までの約3.5kmが追加となる.ゲレンデの登りが多少キツそうだが、その他には大きなアップダウンもなく距離も短い.斑尾山周辺エリアには多数のハイキングコースがあり、その中では長めではあるが、子供連れでも歩けるコースだ.

運転手さんが「チロル前登山口」まで送ってくれたので、6:30に登山開始.登山口の標高は940m.ここから、しばらくは斑尾スキー場のゲレンデを直登していくことになる.ゲレンデの平均グレードは25%程度.天気は徐々に快晴に.まだ早朝なので気温は低めだが、今日は暑くなりそうだ.傾斜はキツいが歩き始めは順調.まだ、体が慣れていない初日だが、足取りもザックも軽く感じる.

飯山駅周辺→斑尾山チロル前登山口のタクシー料金は、2022年夏時点、迎車料金込みで5,140円だった.

ゆっくりとしたペースで登っていき、7:45にゲレンデ最上部のリフト降り場 (1,270m)で最初の休憩をする.ここには斑尾山まで700メートルの道標がある.天気が良くチロル前登山口がよく見える、遠くには雲が浮かんでいるが、少なくとも昼過ぎくらいまでは天気の心配はなさそうだ.北東方向に、明日以降歩く予定のトレイル中核部、関田山脈を一望できる.

8:30斑尾山頂(1,382m)到着.いよいよここから”信越トレイル”の始まりだ.


斑尾山 – 万坂峠 – 袴岳 – 赤池テントサイト

斑尾山から万坂峠までは北へ3kmほど尾根沿いの下りが続く.木々の間から時々見える風景は、右手東側が斑尾高原スキー場、左手がタングラムスキー場となる.左手にホテルタングラム斑尾東急リゾートが見えてくると間もなく万坂峠に到着する.国道504号線を横切り、袴岳へ向かう.

10:30万坂峠着.標高約910m.気温は上がり続け、30℃近くになった.日なた続きで休憩できる場所も少なく少しバテぎみ.プロティンバーが口の中の水分を奪うので水分補給量が増える.真夏の行動食としては失敗.喉が渇いていることもあり宿で頂いてきたプチトマトが異常に美味い.つい食べ過ぎてしまう.その後も気温は上がり続け、さらにペースは上がらなくなった.体が慣れていない初日はこんなモノかもしれない.袴湿原を越えて袴岳に差し掛かると、いよいよブナ林が現れてくる.

少し休みながらゆっくりと登り返し、12:30、袴岳山頂(1,135m)到着.”展望あり”とあったが、この時期は木々が茂り残念ながら何も見えない.しかし、日陰のベンチがあったので、そこでしっかりと昼食休憩とすることにした.食事はマジックパスタとカロリーメイト、味の濃い暖かい食事を食べることは精神的にも落ち着き、良い影響がある.信越トレイルでは一日の行動時間が長くなりがちなので、湯沸かしタイムを省略するため真夏だがサーモスを持ってきている.

どうしても増殖していく保温ボトルだが、今回のお供はmont-bell アルパインサーモボトル 0.5L [mont-bell / Amazon].山専ボトルと比べると、シンプルな形状で若干軽量.形状は好みによるだろうが、最近はこのシンプルな円筒形が気に入っている.保温性能の違いはわからない程度.

ちなみに信越トレイル全域で、この袴岳山頂以外は、ほとんどベンチが設置されている場所はなかった.自然との共生を考えれば当然のことかもしれないが、やっぱりベンチがあるとしっかりとした休憩がとれる.

袴岳から柏ヶ峠の折り返しまで北上しながらブナ林を下っていく.これが私がイメージしていた信越トレイルの風景だ.いよいよ始まったと少しドキドキする.柏ヶ峠は展望なく、標識に沿って折り返し気味に東へ進む.この先、林道に出るまでは緩やかで下草の多いトレイルとなる.

14:00林道との交差点に出る.この後は林道をひたすら進み、30分ほどで赤池テントサイトに到着.


赤池テントサイト

予約サイト情報では、赤池のキャンプサイトは本日は貸し切り.芝生で日当たりもあり気持ちよく過ごせるサイトだ.トイレと水場がある駐車場までは、池沿いに250m程度の距離がある.遠くはないが何度も往復したくもない微妙な距離だ.この季節だと下草も多くサンダルだとちょっと歩きにくい.もっとも、この駐車場のユーティリティーベースは設備が良すぎるので、あまり近すぎるとトレイル感が薄れるかもしれない.

今日の宿泊と明日の行動用に浄水器で水を5L作った.今回、浄水器は普段使いのスーパーデリオス[Amazon]を持ってきた.デリオスはマヨネーズタイプ本体が片手でも使いやすいのだが、毎日5Lの浄水をするなら、出口側も直結できるSAWYER [Amazon]の方が使い勝手が良かったかもしれない.ちなみにSAWYERも数種類あるが、個人的にはミニではない太めのタイプが好みだ.駐車場周辺は手入れが行き届いており、トイレも山中とは異なるレベルにキレイ.

前半4泊のお供は、NEMO TANI2P.軽量のダブルウォールテント.長辺が220cmあり身長180cm以上の私でも余裕で寝ることができる.個人的には現在3シーズンテントの決定版.フットプリントにフレームを取り付けて、フライシートから組み立て、テント本体を吊り下げる手順で設営している.すでに後継モデルのTANI OSMOの発売が2023年6月に予定されている.ちなみに数年前、TANI2Pの盗難が話題に上がったことがあり、私のテントは対策として側面にマジックで落書きがしてある.

天気が良かったため、16時でも日なたは暑く、汗で濡れたシャツを干すこともできた.テントサイト周辺は、場所を選ぶとDocomoのアンテナが1本立つので定時連絡は可能.一方、画像の送信には失敗することが多かったので強度はギリギリで不安定.

暗くなるまで、のんびり飲食をしながら過ごす.基本の夕食は、アルファー米系(またはリゾッタ)+カップヌードル+サラミ or ソーセージ+スープ(乾燥野菜入り).

天気予報を確認すると、明日からはやや下り坂.初日の行動を振り返りながら、早めに横になる.


信越トレイル スルーハイク Day 01

天気に恵まれたスタート.ルート上に危険箇所なし、大きなトラブルなし.

調子は上々だが気温の上昇と、下り坂の天候が心配.

今日は、斑尾山頂付近では家族連れのハイカーとすれ違ったが、万坂峠方面に下り始めてからはキャンプ場を含めて人と全く合わなかった.

GPSログによるデータ:歩行距離: 13.7km / 総上昇量: 841m / 総下降量: 871m

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