赤池 – 沼ノ原湿原 – 希望湖 – 毛無山 – 涌井 – 富倉峠 – 黒岩山 – 桂池テントサイト
- 2022年夏、信越トレイルをスルーハイクした:2日目
- [Section-2] 10.5km+ [Section-3]の桂池キャンプサイトまでの9.4km
- [Section-2]は、信越トレイルでもっとも平坦なコース、[Section-3]の富倉峠から先は山道となり、注意すべき箇所もある
- 徐々に本格的なブナ林が多くなってくる
- 天候は下り坂、午後からは本降り、風が弱かったのが幸い
- 桂池テントサイトには、避難小屋があり大雨の中非常に助かった
- 歩行距離: 22.4km / 総上昇量: 983m / 総下降量: 1,092m
- 信越トレイル スルーハイク:ZERO [概要・計画・目次]


DAY 02
目覚めはフライをたたく雨の音.どうやら朝から降っているらしい.昨日はやや興奮気味で0時頃までは寝たり起きたりを繰り返していた.その後5時までは熟睡していたらしい.まあ、アウトドアの就寝はいつでもこんなモンだ.天気は午後から夕方にかけて雨の天気予報だったが少し早まったか.ミルクティー2杯をゆっくり飲んでパンとカロリーメイトで朝食とする.普段はコーヒー派だが、山に入ると激甘なミルクティーが欲しくなる.お気に入りは「アールグレイミルクティ[Amazon]」タップリの甘さの中で、ベルガモット風の香りに癒される.
一旦ユーティリティースペースへ向かいトイレを済ますと、どうやら雨は上がりかけているようだ.テントの撤収を若干遅らせて、フライの雨滴を少しでも落としておきたい.
トレイル上の次のテントサイトは[Section-3]後半の桂池にある.したがって2日目は、涌井まで10.5kmの[Section-2]と、[Section-3]の桂池キャンプサイトまでの9.4kmを歩くことになる.ルート上では21kmの行程だ.ただし、[Section-2]は、ほとんど平坦なハイキングコースと林道となるため、かなり速いペースが作れる.[Section-3]の黒岩山周辺からがトレイルの本番である.
この日は短パン・Tシャツスタートとした.午後から雨の予定ではあるが、気温も湿度も高めなので汗対策.最終的にはフルに雨具が必要となったが、ズブ濡れで蒸れる中でも問題なく歩き続けることができた.


赤池 – 沼の原湿原 – 希望湖
雨の様子をウオッチしてたこともあり、少し遅めの7:30スタート.その後も興味本位で遊森トレイルを覗いたりしながら、ゆっくりと進んでいく.平坦なハイキングコースを進むと、30分強で沼の原湿原に入る.湿原内は細かいコース分岐があり、しっかりとした標識があるものの、分岐がやや複雑なので注意が必要.私は[2-12]付近で300mほどルートを外れてしまった.幸い、平坦なコースだったので、気がついて戻るまで10分ほどのロスですんだ.
沼の原湿原を出た先は一旦道路と交わり駐車場がある.駐車場にはトイレが併設されている.トレイルはその脇からゆったりとした丘を越え、30分ほどで希望湖(のぞみこ:旧沼池)に到着する.希望湖畔には釣り人用のボート小屋があり、飲み物やスナック類を購入できる.天気は曇り、気温は28℃程度で湿度が高めでも非常に過ごしやすい.今日の前半はほとんど平坦で、移動時の平均速度が3~4km/hほど出ている.小さなスナックと飲み物を買ってちょっと休憩した後9:30頃に毛無山へ向け出発.ちなみに、斑尾山周辺からこの希望湖のエリアまでが公式MAPに1/15,000の拡大図が掲載されている.また、湖畔にはトイレがある.今日も、ここで見かけた後は、全く人と出会わなかった.















毛無山 – 涌井 – 富倉峠
毛無山(けなしさん / 1,022m)へは、標高差150mのブナの森をゆったりと登っていく.いよいよ湿度が上がってきたが、気温が低めなので心地よく歩けている状態が続く.毛無山をこえて下った先には水場のマークがある.デリオスで試飲をしようと考えていたが、農道から濡れた傾斜地を2mほど降りる必要があったため、そのままスルー.
さきほど涌井新地を過ぎたあたりから、ついに本格的に雨が降り始めている.ひとまずレインジャケットを着て歩いていたが、林道が舗装路に変わったので、この先しばらく傘を使うことにする.涌井までは、このまま舗装路を歩くことになる.
片手に傘を持ちながら、林道を3kmほど下っていき、12:00過ぎに涌井集落に到着.[Section-2]の起点・終点でもあるので、雨宿り兼休憩が可能な場所を探してみたが、どうも無理っぽい感じだ.しかたなく、そのまま涌井を抜け、富倉峠への登り口にある、大きめの木の下(道標[3-3])で休憩することにした.
真夏の低山、日なたのゲレンデを登るという事で、この旅では日傘をもってきている.mont-bell サンブロックアンブレラ[mont-bell / Amazon].同社のトレッキングアンブレラより、わずかに大きく重いが、日よけ効果抜群で夏場は普段使いもしている.
昼食はやっぱりマジックパスタ.お気に入りはカルボナーラ味[Amazon].1食あたり247kCalとやや少ないので、カロリーメイトや行動食で随時補っている.木の真下に立っている限り濡れないが、腰掛ける場所も無いので今日は立ったまま食す.昼だけはゆっくりと休みたい派なので残念だ.






富倉峠 – 黒岩山 – 桂池テントサイト
13:00前に出発.雨はすでに本降りとなり全身を雨装備に切り替える.富倉峠は一旦緩やかな登りのあと、30mほど下った地点となる.周辺には史跡などがあったり、東側に千曲川の平野部を望めたりするようだが、雨が強くなりほとんど眺望はないため先に進む.1時間半ほどで、黒岩山へのアプローチに到着する.登山道というよりは林道に近い広めの道が続く.
黒岩山までは平均10%、250mほどの登りとなる.地図上では北側に登り切った先に三角点(938.4m)があるが、トレイルはその150mほど手前で右手の谷に一旦降りて、東側の尾根に登り直す.その先が黒岩山(911m)となっている.40m程の谷越えだが、傾斜面で土がむき出しの部分が多く非常に滑りやすい.雨天で重めの荷物を持っている場合は、トレッキングポールなどの補助がないと、通過に苦労するかもしれない.特にWBで東側の尾根から西側の谷へ降りる場合は、一部急峻な部分があるので注意した方が良い.
実際、私も雨中の登り返しに苦労をして、東尾根の休憩小屋で一休みすることとなる.ズブ濡れの体に暖かいミルクティーが優しい.この時点で15:30となったが残りは3km程度の下り、一気に行けるだろう.この雨の中テント泊をするのは気が重たくなるところだが、幸い、桂池テントサイトには避難小屋が併設されていることを知っている.おそらく今日も一人だけだと思うので、存分に利用させていただこうと目論んでいる.なので、この悪天候の中、日が暮れかけた吹きさらしの東屋でお茶を飲みながらも気分は軽い.
今日の午後は、雨量は多めなので写真を撮ることがなかなかできていない.風は強くないので足下だけ気を付ければ行動は難しくないが、帰ってきてから記録がほとんどとれていないことに愕然とした.さて、ラストの下りだ.足下がさらに悪くなってきている、気を引き締めていこう.
10分ほどの休憩の後、黒岩山を経て下り始める.15分ほど緩やかに下ると、太郎清水への分岐[3-16]だ.西に折り返し、森を抜けると20分ほどで太郎清水に到着する.この湧水は季節によっては枯れることがあるそうだが、今日は豊富に流れている.トレイルと道路の交点なので、車でも汲みにこれそうだ(写真がないのが悔やまれる).かなり雨が強いので、ここでは浄水せず3.5Lほど原水を汲んでテントサイトに向かう.




桂池テントサイト
水も汲めたので、とにかく避難小屋に向かう.視界も良くないため、桂池テントサイトの全貌はわからない.16:30過ぎに桂池テントサイト避難小屋に到着.荷物を下ろて少し整理、一応、濡れた衣類を干してはいるが、乾かないことは承知.明日も雨だったら、そのまま着るので、気分的に少しでも・・・という雰囲気干し.お湯を沸かし軽く食事をしながら平行して浄水をする.やっぱり、放置できるSAWYERにするべきだったと、ふたたびチョイスを惜しむ.
夕方以降、さらに雨が強くなり、避難小屋の中にも水が入ってきたが、「この雨の中、テントを張ることを考えたら、ここは天国です」.Docomoの電波は安定して2本入るので、定時連絡以外にSNSの更新もする事ができた.この場所はトレイルエンジェル?というより緊急用のAid Stationにもなっており、有志によるドリンクが置かれている.幸い、水は豊富にあるし、今日はボート小屋でドリンクしてしまったので、ここは遠慮しておく.
夕食は定番、リゾッタ+カップヌードル+サラミ or ソーセージ+スープ(乾燥野菜入り).食後にコーヒーが飲みたくなったのでインスタントを入れる.この後も天気は不安定なままらしいので、あまり深く考えずに今日の幸せ(=避難小屋)に身を委ね、ラジオの音に耳を傾け、眠りにつく.




信越トレイル スルーハイク DAY 02
下り坂の天気の中、平坦だが距離が長い2日目が終了
最後は本降りの中テントサイトに到着するが、避難小屋のおかげで快適に過ごす
今日もボート小屋を出て以降、一人も会わずにトレッキングを終えた
黒岩山周辺は、悪天候時に注意が必要な箇所があった
GPSログによるデータ:歩行距離: 22.4km / 総上昇量: 983m / 総下降量: 1,092m

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