久しぶりのCP+ 2026でNOKTON 50mm F1 Asphericalを楽しむ

CP+ 2026

数年ぶりのCP+、雰囲気はだいぶ様変わりしていて、年齢層がかなり下がったと感じる.各ブースのゲスト登壇者の顔ぶれも、かなり変わった.カメラ需要は若年層を中心に再び盛り返しているというデータがあるらしく、CP+の変化も時代に合った物だろう.

Canon RFレンズの現状

CP+と言えば、普段あまり積極的にウォッチしていないサードパーティーのレンズを見るのも楽しみの一つだった.もちろん、SIGMAやTAMRONなどの国内大手もそうだし、中国や韓国メーカーのレンズもかなり良くなってきていた.

ところが発売から7年以上経つRFレンズは、未だにフルサイズAFレンズのサードパーティー展開がほぼない.この理由には諸説あるようだが、実際のところはよくわからない.わかっているのは、実際に会場でもRFレンズの展開を見ることはほとんどなかったということと、私のCP+の楽しみが2割程度減ってしまったという事実だ.

一方で、Cosina Voigtländer / ZEISSなどはマニュアルフォーカスのRFレンズを発売しており、今まであまり手にすることが無かったレンズを試してみた.

NOKTON 50mm F1 Aspherical

50mm RFレンズが好きな私は、迷わず50mmをチョイス.レンズ自身は非常にコンパクトで、重さは484g.前面に切削非球面レンズ、後端に非球面レンズを1枚づつ配置する比較的シンプルな7群9枚構成の光学系だ.他のマウントからの転用のためか、RFマウントに対しては後玉が非常に小さい.もっともレンズ自身も小型軽量なので、このあたりは仕方がないところなのかもしれない.

さっそく試してみる.Cosinaのカウンターでレンズをお借りして、すぐ後の試写エリアで撮影させてもらった.EOS R系のカメラで使うなら、AVモードを使ってAEは動く.絞りの設定はレンズ側の絞りリングを使う必要がある.フォーカスはマニュアルフォーカスで、実際のフォーカスをEVFで見るのは困難だ.しかし、フォーカスアシストがかなり使いやすいので、静止している被写体ならそれほど気になるものではない。F1.0でもちゃんとピントを合わせることはできる.

カタログによると電子接点によるカメラボディとの通信を実現しており、Exif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)、3種類のフ ォーカスアシスト機能(拡大表示、ピーキング、フォーカスガイド)に対応しているようだ.

撮影はR8、Avモード、ISOオート、フォーカスガイドでおこなった.

撮影画像を見る限りやはり周辺光量の減光が非常に多い.この特性はF2.8でも改善されず、最終的にはF4からF5.6まで絞らないと完全にはなくならない.特にF1.0での周辺光量の落ち方は非常に大きく、ある種の特殊効果にも見えてしまう.もちろん、今では当たり前の機能となった画像補正も効かない.

純正レンズだとRF50mm F1.4 L VCMが同じくらいの価格帯.VCLは最新のLレンズで明るさはF1.4であるが、写りも優秀、実用的な性能を求めるならもちろんこちらの方が優れている.

NOKTONはこの味を求める人が使うレンズなのだと改めて認識する.一方で、EOS RとMFレンズの取り合わせによる使い勝手が思っていたより自然だった.フィルム時代に使っていたZeiss Planar 85mm F1.4のドキドキを少し思い出し、OtusのカタログをめくってしまうまでがCP+の楽しみ方である.



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